2016年06月17日
薦 ~漫画『ちはやふる』その1~
映画『ちはやふる』の感想で少し酷評してしまいましたが、
それでも作品自体がオススメなのは変わりません!
映画を観てから改めて漫画を一気に読み返してみると、まぁやっぱりおもしろくて。
以前も少し紹介してますが、漫画『ちはやふる』現在の最新巻までの感想をまとめてみました。
漫画がオススメな理由のひとつがこの表紙。

それぞれの巻に、草花が描かれているんです!
(和菓子や野菜の巻もありますが、それもアリ。)
とても華やかですね~。
自分が草花好きと気づいてから、余計にこの表紙たちを見るのが嬉しくなりました。
特に真ん中のれんげの巻は色彩も含めてお気に入りです。
(以前にもおおつ光ルくんTシャツ登場シーンの紹介で載せてましたが。)
また、競技かるたの正装でもある袴姿や、和装も多く登場しています。
これまた華やかです。
さて、中身についてです。
競技かるたは日本ならではの競技。
かるたで日本一なら世界一!というのも納得の発想です。
日本文化という点では、かなちゃん(和もの好き・呉服屋の娘)の存在が重要!
歌の背景や意味の大切さ、日本の華やかな文化として百人一首を見直すきっかけを与えてくれます。
さらに日本語の美しさ、和装の良さ、日本文化に対する敬意についても溢れるものがあり、
こんなに深い想いを持っている人が身近にいたら、世界が広がるだろうなぁと思います!
競技かるたはほとんどスポーツのような競技だけど、文化的でもある。
ただの文字としてしか認識していない競技者もいるだろうけど、それでも大事にしたいことがある。
漫画の中で一貫して、その想いを、そしてかるたの魅力を伝えてくれています。
「かるた道」と言っても良いくらい、精神面でただのスポーツとは違う「道」のもの。
弓道、剣道、柔道、合気道、茶道、華道、書道、香道・・・
すべて礼を重んじる独特の道があります。
かるたでも、試合の前後には対戦相手と読手さんに必ず礼をする。
そのことも、重要なことだというのが漫画の中できちんと伝わってくるのです。
そして、競技かるたでは、
男女の差なく、年齢の差なく、体格の差なく、
誰とでも対等に戦える。
それってすごいことだなぁと思います。
将棋や囲碁のような頭脳戦でもある。
でも、スピードや体力、身体能力も少なからず影響しているし、
経験からくる感覚や、そして運も大きく影響してくる。
相手との駆け引きも必要。
要素が複雑でおもしろい!!
いろんな人が、
いろんな理由でかるたをやっていて、
いろんな札の取り方があって、
いろんな繋がり方があって、
いろんな札との向き合い方があって
それぞれのキャラクターごとにそれがあって、
それぞれの成長が描かれていて、
それにまんまと心を動かされます。
印象的なセリフもたくさん出てきます。
「団体戦は個人戦、個人戦は団体戦」
「仲間を信じて一人になれ」
「色を聴く」
「音になる前の音を捕える」
今までに出会うことのなかった感覚・表現にハッとします。
私はスポーツは不得意でほとんどしないのですが、
するとしたら絶対に対戦相手がいるものが良いです。
今まで「音楽」という、大人数で何かを成し遂げるものしか経験してないからかもしれませんが、
ただ自らを磨いて自らとのみ戦う個人競技は向いてないと思います。
一緒に戦う人、対戦する相手、
共に競技をする仲間がいてこそ楽しい。
ただ、そこに勝ち負けが存在するものに常に身を置いているか否かは
生きていく上で身に付くものが甚だしく違うんだろうなと思いました。
負けることが、絶望にもなり、次への糧にもなっていく。
そしてそれを見守る人たちにも変化をもたらします。
主要なキャラだけでなく、すべての登場人物それぞれのストーリーが素晴らしい!!
ちょっと気持ちが荒振ってしまいましたね・・・
「荒振る」ではなく、千早振るを目指さなければ!
とにかく、ぜひ多くの人にこの思いを共感してもらしたいなと思うばかりです。
▼押してもらえると励みになります♪


それでも作品自体がオススメなのは変わりません!
映画を観てから改めて漫画を一気に読み返してみると、まぁやっぱりおもしろくて。
以前も少し紹介してますが、漫画『ちはやふる』現在の最新巻までの感想をまとめてみました。
漫画がオススメな理由のひとつがこの表紙。
それぞれの巻に、草花が描かれているんです!
(和菓子や野菜の巻もありますが、それもアリ。)
とても華やかですね~。
自分が草花好きと気づいてから、余計にこの表紙たちを見るのが嬉しくなりました。
特に真ん中のれんげの巻は色彩も含めてお気に入りです。
(以前にもおおつ光ルくんTシャツ登場シーンの紹介で載せてましたが。)
また、競技かるたの正装でもある袴姿や、和装も多く登場しています。
これまた華やかです。
さて、中身についてです。
競技かるたは日本ならではの競技。
かるたで日本一なら世界一!というのも納得の発想です。
日本文化という点では、かなちゃん(和もの好き・呉服屋の娘)の存在が重要!
歌の背景や意味の大切さ、日本の華やかな文化として百人一首を見直すきっかけを与えてくれます。
さらに日本語の美しさ、和装の良さ、日本文化に対する敬意についても溢れるものがあり、
こんなに深い想いを持っている人が身近にいたら、世界が広がるだろうなぁと思います!
競技かるたはほとんどスポーツのような競技だけど、文化的でもある。
ただの文字としてしか認識していない競技者もいるだろうけど、それでも大事にしたいことがある。
漫画の中で一貫して、その想いを、そしてかるたの魅力を伝えてくれています。
「かるた道」と言っても良いくらい、精神面でただのスポーツとは違う「道」のもの。
弓道、剣道、柔道、合気道、茶道、華道、書道、香道・・・
すべて礼を重んじる独特の道があります。
かるたでも、試合の前後には対戦相手と読手さんに必ず礼をする。
そのことも、重要なことだというのが漫画の中できちんと伝わってくるのです。
そして、競技かるたでは、
男女の差なく、年齢の差なく、体格の差なく、
誰とでも対等に戦える。
それってすごいことだなぁと思います。
将棋や囲碁のような頭脳戦でもある。
でも、スピードや体力、身体能力も少なからず影響しているし、
経験からくる感覚や、そして運も大きく影響してくる。
相手との駆け引きも必要。
要素が複雑でおもしろい!!
いろんな人が、
いろんな理由でかるたをやっていて、
いろんな札の取り方があって、
いろんな繋がり方があって、
いろんな札との向き合い方があって
それぞれのキャラクターごとにそれがあって、
それぞれの成長が描かれていて、
それにまんまと心を動かされます。
印象的なセリフもたくさん出てきます。
「団体戦は個人戦、個人戦は団体戦」
「仲間を信じて一人になれ」
「色を聴く」
「音になる前の音を捕える」
今までに出会うことのなかった感覚・表現にハッとします。
私はスポーツは不得意でほとんどしないのですが、
するとしたら絶対に対戦相手がいるものが良いです。
今まで「音楽」という、大人数で何かを成し遂げるものしか経験してないからかもしれませんが、
ただ自らを磨いて自らとのみ戦う個人競技は向いてないと思います。
一緒に戦う人、対戦する相手、
共に競技をする仲間がいてこそ楽しい。
ただ、そこに勝ち負けが存在するものに常に身を置いているか否かは
生きていく上で身に付くものが甚だしく違うんだろうなと思いました。
負けることが、絶望にもなり、次への糧にもなっていく。
そしてそれを見守る人たちにも変化をもたらします。
主要なキャラだけでなく、すべての登場人物それぞれのストーリーが素晴らしい!!
ちょっと気持ちが荒振ってしまいましたね・・・
「荒振る」ではなく、千早振るを目指さなければ!
とにかく、ぜひ多くの人にこの思いを共感してもらしたいなと思うばかりです。
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Posted by mocchi_ie at 00:10│Comments(0)
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