猫 ~『猫と五つ目の季節』山田稔明~
「人間には、猫と暮らす人生と猫と暮らさない人生、その二つしかない。」
GOMES THE HITMAN(ゴメスザヒットマン)というバンドのボーカルであり、
ソロ活動もされている山田稔明さんの著書『猫と五つ目の季節』を読みました。
※CDは山田さんのソロアルバム
猫好きとしても知られている山田さんの、愛猫との暮らしを綴った自伝的小説。
あまりにも心に刺さり、感想を綴らずにはいられませんでした。
私は、猫と暮らす人生を歩んできて本当に良かったと思っているし、
これからもそうでありたいと思います。
ただ、ひとつの命を最期まで見届ける覚悟があるかどうか。
と問われると、山田さんほど真摯に向き合える自信はあまりありません。
ずっと猫のいる暮らしをしてきたので、猫のいない生活なんて考えられませんが、
命に対して責任を持つ、その覚悟の重みを思い知らされた気がします。
また、一人暮らしで猫を飼うということの大変さ。
近所に頼れる人がいること、助け合える人がいることって、ものすごく大事だなぁと思いました。
猫が当たり前に元気で生きていてくれること、
幸せそうに寝てくれていること、それだけがどれほどありがたいことか、
今まで意識してなかったことに気づかせてくれました。
うちの子たちももうお年寄りです。
今までよりもう少し優しく接しようと思います。
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5月末に、京都でのライブイベントで、この本の著者である山田さんの生歌を初めて聴くことができました。
15年ほど前に買った1枚のアルバムしか知らずとも、ああやっぱり好きだなぁと思いました。
その際にこの本を買ったのですが、ひとりひとりに丁寧にサイン(イラスト付き!)を描いて、
少しのお話と握手もしてくださるその人柄はまさに紡がれる歌そのもの。
良い音楽と良い本に出あえて幸せです。
猫好きの人、猫と暮らす人生を歩む人にはぜひ読んでほしいです!
そして、このCDもぜひご一緒に!!
※右が、この本と共に聴いてほしい山田さんのソロアルバム『the loved one』。
左も、この本に関わりのある方のものなので、聴く価値ありです。
優しい歌詞と穏やかな歌声、軽快なメロディは私の琴線に触れるもので、
この本を読んでから聴くと捉え方が全然変わって泣きそうになります。。。
七夕の日に、星と共に大事な人を想うお供にどうぞ。
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