2016年06月22日

薦 ~漫画『ちはやふる』その2~

その1だけでは収まりきらなかったので続き。


本題の物語においては、登場人物の中で部長の真島太一びいき発言をしておりますが、
他の漫画などでも、やっぱりどこか報われなくて不憫な人を応援してしまいます。


太一は頭も良くてお金持ちでスポーツもできるイケメン(笑)なのに、
子どもの頃から「かるた」という世間ではマイナーな競技に身を投じ、
不器用に懸命に、努力の人としてかるたの天才たちと向き合っていくのです。
天性の才能があるわけではないけれど、根が真面目なだけに苦しむ姿に胸を打たれます!

新・千早・太一
※左端が新/真ん中が千早/右端が太一

そんな、ザ・器用貧乏な真島太一のぐっとくる発言を一部ご紹介します。


「きついけどやってんだ 負けるけどやってんだ」

「仲間にするなら “かるたの天才”より 畳の上で努力し続けられるやつがいい」

「逃げないやつになりたい」


不憫なんですホントに。泣けてきます。。。
めちゃくちゃ努力してるんです!
報われてほしい!!

負けたくない思いが強くて、頭が良いからちょっとズルいこともしてしまう。
それに悩んで苦しんでドロドロした思いを抱えてる。
でもそんな中に人間味があって、人ってこんなもんだよなと思います。


主人公・千早の純粋なまっすぐさ、天才的な才能は物語としては必要ですしすごいと思います。
かるたの世界を教えてくれた新も、小さいころからトップクラスの力を持っている。
そんな才能ある人たちを見ていると、普通で無難でちょっとひねくれた人間にとっては、
その才能が凹む理由になるものです。

まっすぐな主人公の周りにいる「普通」の人の悩みや直向きさに共感し、
応援したくなるのは必然かもしれません。。
「普通」の人の代表(と言ってもかなり優秀)として、やっぱり太一に共感してしまいます。



その他のキャラクターについても、太一目当てで入部した後輩の菫ちゃんの変化と成長もすごいし、
肉まんくんと机くんの精神的成長にを温かく見守りたくなるし、
負けっぱなしの対戦校の部長の、強さだけじゃない支え方も泣けるし、
高校生だけじゃなくて、年配の指導者や元クイーンや子どもにだってストーリーがある。

絶対的な頂点である名人とクイーンにもそれぞれの苦悩があって、
札との繋がり方やキャラクターもまったく違うのに、
どちらも人を惹きつける魅力があります。



こんなにも誰もが直向きにかるたに向き合っている。
何かに一生懸命になれること、一生懸命になれるものに出あえていることが羨ましくもある。


そんな心を揺さぶられる物語です。
ぜひこちらを読んで、物語の舞台となる近江神宮に行ってみましょう!
※現在、楼門の屋根葺替え工事が行われているそうです。予定では9月頃まで。
 くぐることは可能だそうですが、楼門を撮影したい方は工事完了後に参られるのが良いかと思います。



ちなみに、先日東京に行った際にたまたま乗り換えで降り立った、
ちはや達の利用する分倍河原(ぶばいがわら)駅。
分倍河原駅


特になんということもないのですが、ちょっと嬉しかったです(笑)
物語の舞台を訪れるのも、旅の理由にオススメです。




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