2013年09月04日

私 ~打楽器的なポジション~

私は10年間ほど、吹奏楽で打楽器を担当していました。

最初に選んだ理由は、「姉がやっていたから。」とかいうくらいのものでしたが、ずっと続けられたのは、やはり楽しかったから、自分に合っていたからなのかなと思います。

そう思って考えてみると、私の性質や趣向に合っているようです。


特徴として、

誰にでも音は出せる
そう、打楽器は叩けば鳴るんです。
誰にでも、音は出せます。

フルートやホルンなどの管楽器のように、楽器の音を出すこと自体が難しいわけではありません。

誰にでも出せるけど、より安定して、より良い音を鳴らすために、他の楽器と調和して曲に馴染むために、練習するのです。

誰にでもできることを、自分ならではのやり方でやる。
自分なりの音色を出せるように励む。
あの人がやってくれたらいいな、と思われるようになりたい。

当時は全く意識していませんでしたが、そんな思いがあったのかもしれません。


なくてもいいけど、あると彩りが加わる
打楽器は、基本的に主旋律(メロディー)を奏でているわけではないので、なくても音楽は成り立ちます。(鍵盤楽器やその他でも、一部メロディーを演奏することはありますが)

でも、アクセントや盛り上げ、雰囲気を演出する上では重要だと思うのです。

リズムを刻むことで安定感を。
クレッシェンドで曲の盛り上がりを。
小物でキラキラ感を、低音で重厚感を。

曲の雰囲気や特徴をより際立て、彩りが加わります。
マーチにはバスドラムやスネアドラム、サンバにはマラカスにアゴーゴー、
ジャズにはドラムセット、クラシックにはティンパニやシンバル、
スペインならカスタネットにタンバリン、中国なら銅鑼、
アフリカンにはボンゴにコンガ、日本なら和太鼓・・・

なくても成り立つけど、やっぱりどこか足りないかんじがします。

主役じゃないけど、いてくれると嬉しい脇役。


私は華やかな曲が大好きなので、特にシンバルやタンバリンなどの楽器が好きでした。
(左右の手がアンバランスなため、両手にバチを持つ楽器が苦手だったこともありますが…)
曲がより華やかに、キラキラ感を加えてくれます。

そう、

“なくてもいい”けど“あったらいい”な、というかんじです。


一番後ろの列で全体を見渡している
吹奏楽やオーケストラの配置というのは大体決まっていて、打楽器は決まって一番後ろの列。
そりゃあ、立って演奏するし、楽器も大きいものが多いし前に居たら邪魔ですもんね~。

一番後ろなので、全体が見渡せます。
全員の様子がわかります。
表情は見えませんが、その場で起こったことが大体わかります。

自分の背中を誰かに見られていたり、自分の知らないところで何かが起こっているかもしれなかったり、というのは気になって仕方ない性質なので、やっぱり合っているポジションだなと思います。

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何も考えず、何気なしに選んできた道も、実は自分に最適な選択をしてきているのかもしれません。


主役じゃなくて、いいアシストをしてくれる脇役。
目立たないけど、しっかり支えている。
裏方だけど、密かにおいしい。(いいとこ取り)


そんな、打楽器的なポジションがぴったりなのかも。




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