前回ご紹介した【
スピッツ】。
サウンドや声もですが、特徴的なのはその
歌詞だと思います。
ほとんどの歌の作詞作曲をされてるボーカルの草野マサムネさん。
“
日本語重視”ということを、昔、何かの記事で読んだことがあります。
確かに、外国語をほとんど使われません。使っていても、大体がカタカナだったりする気がします。
(全部の歌詞をチェックしているわけではないので、確実とは言えませんが)
英語の歌詞や曲名が流行っていた(と私が感じる)90年代でも、その姿勢はブレず、耳触りのよい日本語の歌詞にはとても惹かれました。
(英語を多用していたとしても好きなアーティストはいましたよ!
ジュディマリとか好きなんで!)
日本語であれば良いということではなくて、その選び方、使い方も独特だと思います。
もうひとつ、共感できたのが、“
訓読み”です。
音読みよりも訓読みを使うようにされているとか。私も訓読みの方が日本語的だと思っていて、好きなんです。
例えば、同じ意味でも “勉強する” より “学ぶ” 、 “演奏する” より “奏でる” 、 “健康” より “健やか” の方が、より日本語らしさがでるし、響きも良い。それに、音読みの熟語は同音異語が多いので、訓読みの方が独自性が出ます。
そしてアルバムの
ジャケットデザインも好きです!
『花鳥風月』はカップリングを集めたアルバムで中身もいいし、名前もジャケットもツボ!!
そんなスピッツの歌で大好きなのが、前回も好きな曲として挙げていましたが、
「えにし」。
えにしは縁。“えん”とも読みますし、ご縁という言葉は大好きですが、そこを“えにし”とするところが素敵です。
これこそ、美しい日本語。
もちろんメロディも含めてのナンバー1です!
それまでは
「スピカ」(あ、いきなり英語?横文字?だった!)や
「稲穂」が上位争いでしたが、新しめのアルバム『とげまる』に入っているこの曲が踊り出ましたね。
同じアルバムの
「恋する凡人」とかも好きです。
「三日月ロック その3」も。
「SUGINAMI MELODY」の歌い出しもヤバいです。
(あ、ヤバいとか若者っぽく言っちゃってる 笑)
(そして思いっきりローマ字 笑)
イントロは
「初恋クレイジー」がぐっときます。
この日本語の組み合わせの妙はなんなんでしょうね?
まぁなんやかんや言うものの、基本的に歌詞はなんだっていいのです。
耳障りでなければ。
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以前も書いてましたが、マサムネさんは恋人のための日はクリスマスより七夕っていう持論があるそうで、それを聞いたときは確かに!って思いました。もともとクリスマスは別に恋人のための日じゃないし!七夕はそういう日だし、日本的でいいすよねー。タモリさんも同じように思ってたとか。
ということで、7月7日に発売された
「涙がキラリ☆」や
「楓/スピカ」を聴いてみようかな。
▼七夕好きの方のコメントお待ちしております♪